日刊スポーツ紙面上で「ひろみチャンネル」を開設! 日本ハムのドラフト1位伊藤大海投手(23=苫小牧駒大)が、名前にちなんだ「6つの質問に答えてみた」。大学時代に動画投稿サイトYouTubeで自身のチャンネルを立ち上げ、ユーチューバーとしての一面を持つ。視聴者に向けて、ざっくばらんに話す姿と同様に、今回は読者に向けて本音を語った。(取材・構成=田中彩友美)

『い』

Q 意外な一面は?

A オンとオフがハッキリしています。野球の時は、しっかり野球をやって、それ以外の時は意外とおちゃらけている。結構イタズラするのが好きですね。部屋で野球のことを考えているときはありますけど、そうじゃなくていいときはいったん離れるじゃないですけど、ちゃんと一線引いてやろうかなと思っています。あらためてプロ野球での生活を2カ月近くして、メリハリがないと体の調子もですけど精神的にも疲れちゃう。そこはうまくやりたいなと思います。

『と』

Q トキめくことは?

A 実家で犬を飼っているんです。向こう(犬)も僕のことが好きだし、僕も犬のことが好きなんです(照れ笑い)。たまに母親が写真を送ってくれるので、癒やされています。ヨークシャー・テリアのチョコちゃん。女の子です。15、16歳なので、人間だと結構、年ですね。僕がちっちゃいときから、ずっと一緒。キャンプ中も写真を送ってもらい、癒やしでした。舌が長いのもあって、ふとしたときに舌を出して振り向かれたときが一番かわいいです。

『う』

Q 海釣りはしましたか?

A しました。キャンプ中は、リュウキュウ・イケガツオを釣りました。カツオなので60センチくらい。地元のおじちゃんにあげました。喜んでいましたね。ルアーで釣るので、ずっと投げて、巻いての繰り返し。その日は朝に海に行って1回帰ってきて、夕方にまた行って釣れた。朝と夕方は、小魚が動き回るので、そういうタイミングでしか釣れないと地元の方に聞いて。ちゃんと考えて釣りをやりますね。休みの日に行くくらいで、宿舎から行ける範囲でリフレッシュできたので良かったです。

『ひ』

Q 日焼けはしましたか?

A 野球より、釣りで焼けちゃいました(笑い)。日焼け止めは塗っていないです。もう、ここまでずっと塗っていなかったので、今更感があった。野球を始めてから、ずっと塗っていないですね。日に焼けたら赤くなるのは、ほんのちょっとで、すぐ黒くなります。マスク焼けは、ほとんどしていません。釣りに行っても周りに人がいないので、マスクを外せたので。

『ろ』

Q ロッカールームで隣だったのは?

A 大田泰示さんが右側、途中でボーロン(王柏融)選手が左側に来ました。タイシさんは釣りが好きなので釣りの話をしたり、ボーロンさんは、どうしても投手の方が終わるのが早いので「モウ、オワリ? イイナ」みたいなのをずっと日本語で(笑い)。僕は投手と野手のはざまくらいにいました。僕より後ろが投手で、前は全員野手。後ろに、たまに鈴木健矢がいたり長谷川さんがいたり。僕は結構、人見知りしますね。

『み』

Q 磨いていきたいこと?

A 1つに絞るのが難しい…。田中(将大)さんだったり則本(昂大)さん、上沢さんを見て、カウントをつくる時の投球と、追い込んでからの投球で、同じボールでもメリハリを感じた。プロの打者相手に戦っていく中での駆け引きというか、その部分を今年1年、1軍でどんどん磨いていきたいです。プライベートでは「こう思ったらこう」という頑固なところがある。もっと視野を広くもったらいいのかなと思っています。野球だけじゃなく、まだまだいろんなことにチャレンジできる。いろんなことに目を向けて、目配り、気配りできる人になりたい。まだ子どもっす(笑い)。

<日本ハム担当記者のコメント>

実直さとユーモアを兼ね備えた、大型新人がやってきた。目を見て、明快に話す姿勢は大人びて映っていた。プロ1年目。もしかしたら返答に困った質問があったかも知れないが、チャームポイントのえくぼを浮かべ、真っすぐな瞳で返ってきた。頼もしさすら感じた。人見知りと自己分析していたが、人懐っこい一面を感じた。チーム内では「ヒロミ」と呼ばれることが多いようだが、1学年下の堀からは「ヒロ君」と呼ばれている。伊藤は「近所のおばちゃんとかに呼ばれるくらい」と笑い“地元呼び”を歓迎していた。プロ野球選手としてはもちろん、これからどんな姿を見せてくれるのか、期待膨らむ時間になった。【田中彩友美】

ルーキーらしからぬマウンドでの落ち着きぶり。変化球への探求心や野球に真摯に打ち込む姿はまさに野球小僧。【山崎純一】

新人なのに、練習でも「自分時間」を大切にしているのがすごい! 全くブレない。球場の周りを走ったり、スタンドを上り下りしたり。しっかり者のようで、ちょっと抜けてるお茶目な部分にホッとします◎【中島宙恵】

2月20日楽天との練習試合の登板前にブルペンではサイドスローで投げた後にいつものフォームへ移行して準備、キャッチボール時はロジンバッグを欠かさない…挙げればキリがない「ヒロミ流」。キャンプ中も、ついつい一挙手一投足に見入ってしまった。【木下大輔】