巨人の試合前のシートノックで異常な人口密度が“超激戦区”を表していた。ヤクルトから移籍合流初日の広岡は坂本とともに遊撃。一塁は2メートル高卒新人のメガゴジラ秋広と若林。右翼はFA加入の梶谷、中堅は丸がそれぞれ独占した。

左翼は…ライバル同士が密集した。ウィーラー、松原、石川、陽岱鋼の4人が入った。ここまでの練習試合の成績も混戦模様となっている。

ウィーラー 7打数3安打2打点、打率4割2分9厘

松原 22打数7安打3打点、打率3割1分8厘

石川 10打数6安打2打点、打率6割

陽岱鋼 13打数3安打2打点、打率2割3分1厘

那覇キャンプ最終日の2月28日のDeNAとの練習試合で石川、陽岱鋼がそろって“1号アーチ”でアピール。松原、ウィーラーもコンスタントにハイアベレージをキープして譲らない。オープン戦初戦となったこの日のスタメンは松原が「6番左翼」、ウィーラーが「5番指名打者」に名を連ねた。松原は5回に中前打をマーク。ウィーラーは2打席凡退。途中出場の石川は1四球、陽岱鋼は1死球だった。

プロ野球の試合前のシートノックでは異例中の異例と言える4選手がひしめく「左翼争い」から目が離せない。【為田聡史】

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