阪神西勇輝投手(30)が3日、甲子園で行われた全体練習に合流した。ぜんそくの症状で、2月23日に沖縄・宜野座キャンプから離脱。この日はキャッチボールや投内連係などの練習メニューを消化。投球練習も行った。「今日、チームに久しぶりに合流して体の動きをチェックしながらやりました」と振り返った。

開幕投手大本命の練習復帰に、首脳陣もひと安心だ。矢野監督はブルペンを視察。「いつもと変わらずに投げていた。少しはホッとしている。ある程度メドは立ちそうなところには来ている。本人もホッとしているでしょうし、チームにとっても大きなことだと思います」。今後は慎重に回復具合をチェックするが、開幕アウトという最悪の事態は免れそうだ。

5日のソフトバンクとのオープン戦(ペイペイドーム)で今季初登板する予定。金村投手コーチは「(問題)ない」と言い切った。昨季はチームトップタイ11勝を挙げた右腕。「これからオープン戦に向けて焦ることなくマイペースにやっていきたいと思います」。2年連続の大役へ、じっくりと調整を重ねる。【林亮佑】

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