巨人石川慎吾外野手(27)が先制打を含む3打数2安打の活躍を見せた。1回1死三塁、1ボールから楽天先発の福井のファーストストライクを振り抜いた。中前に運ぶ先制適時打。一塁ベースを回っても表情を変えない。続く3回先頭もフルカウントから中前にはじき返し、マルチ安打とした。「朝早くから(阿部2軍)監督が打撃投手をしてくれたり、コーチが球出ししてくれたり。充実した練習ができているので結果で恩返しできて良かったと思います」と試合中の鋭い表情とは打って変わり、ほおを緩ませて喜んだ。
2月の対外試合では10打数6安打1本塁打。好調をキープしていたが3月のオープン戦では出番が減少。6試合でわずか3打席だけだった。元木ヘッドコーチが「調子悪いとかではなくて、打席数が減ってきている。2軍に落ちるというよりも下で試合に出て調整してきてとお願いした。落ちたって感じではない」と説明したように、出場機会を増やして実戦感覚を維持するため、12日から2軍に合流した。
調子は上向きだ。2軍合流後の初戦となる14日のDeNA戦(横須賀)ではあと数メートルでホームランかという左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放った。2戦合計6打数3安打3打点と結果で実力を示したが「しっかりとレベルアップする期間だと思っています」と冷静に足元を見つめた。「ダイナマイト・シンゴ」の愛称でファンに親しまれる石川が、じっくり力を蓄えて、シーズンでの“爆発”を狙う。【小早川宗一郎】



