阪神矢野燿大監督(52)が、新人4人の開幕1軍スタート構想を明かした。開幕前日の25日に公示されるメンバーの構想について「どの選手も俺の中で勝負できると思って、指名させてもらった」とし、「その中で伊藤将、中野、佐藤輝、石井大と入ってるんで、面白い存在になる。佐藤輝が一番インパクトは強いと思うけど」と明かした。

野手はオープン戦最多6本塁打のドラフト1位佐藤輝、同6位中野、投手では開幕ローテ入りを決めた同2位の伊藤将、中継ぎの同8位石井大が名を連ねるようだ。

阪神で新人4人の開幕1軍は平成以降で最多。指揮官は平等に選抜したと強調した。「今いるメンバーが逆にもっと頑張ろうというのはあるだろうし、こっちとしては適正な評価をしただけ。あえて残すとかしたわけではなく、あいつら自身がつかみ取った1軍なんで」。オープン戦首位に貢献したフレッシュな戦力でチームを底上げする。

伊藤将は22日に鳴尾浜球場で投手指名練習に参加。開幕2カード目の第2戦、31日広島戦(マツダスタジアム)に先発予定で「緊張とかやっぱり周りからも期待をされるので、そこの中で自分の首を絞めずに、楽しんで投げれたら」と平常心を貫いていく。24日の2軍練習試合で最終登板し、初のシーズンに挑む。【磯綾乃】

○…阪神井上ヘッドコーチは佐藤輝の打順について「相手との絡みとか先発投手だったり打順の絡みというところに関しては、シーズンに入っていけばベストは6番」と考えを示した。「ころころ変えることはない」とした上で「5番の方がいいかなとか、3番に持っていくとかはある」と状況によってはクリーンアップを任せる可能性もありそうだ。

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