阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22=近大)のプレーを生で多くのファンに見てもらう“輝シート”が甲子園に誕生する。佐藤輝をアマチュア時代からサポートする兵庫・西宮市の「畑ふとん店」と「うどん はづき」が合同で企画した。左翼中段に年間指定席をペアで購入。使用しない日のペアチケットを希望者の中から抽選でプレゼントする。

  ◇   ◇   ◇

佐藤輝を応援してきたからこそ、より多くのファンに佐藤輝を見てほしい思いが強い。「うどん はづき」の店主・高取君己(なおき)さん(49)は、佐藤輝が小学4年生のころから打撃力にほれ込んだファン1号を自任。息子の真祥(まさき)さん(22)は仁川学院時代のチームメートで高校入学時、サッカーへの道を進もうとしている佐藤輝を野球部へ誘った。高取親子の存在がなければ、今や全国の野球ファンが注目するスラッガーは誕生していなかったかもしれない。

高取さんと同い年で幼稚園からの幼なじみが、西宮市で「畑ふとん店」を営む畑雅友さん(49)だ。高取さんの紹介で、近大時代からオーダーマットレスを担当。佐藤輝は阪神入寮時も50万円の特注マットレスを購入して持参した。畑さんは「輝君と知り合えたのも縁ですし、娘と応援しようと」とキャンプ中に甲子園の年間指定席を購入。当時は左翼を主に守っていたため「一番近いところでと」と左翼席中段の見やすい席を買ったが、現在は主に右翼を守る。それでも、佐藤輝特有の逆方向への本塁打が伸びてくる特等席だ。

自分たちで使い切れない日程のチケットを有効利用し、多くの佐藤輝ファンを作り出そうとプレゼントを企画した。現在、募集方法は最終調整しているが、「畑ふとん店」では、同店のホームページやツイッターで募集。「はづき」では、店の来客者で希望者の中から抽選する。佐藤輝も行きつけの同店に近大時代や大学ジャパンのユニホームやバットを飾っており、高取さんは「店に展示してあるものもぜひ見てもらって、輝のことを知るきっかけにしてもらえれば」と話す。毎月ごとに抽選し、ふとん店とうどん店でそれぞれ別の試合日のペアチケットをプレゼントする。

畑さんは「応募条件は転売目的じゃないこと。その席に座ったら、その日は一番佐藤輝明を応援してくれることです」と、幅広いファンの応募を楽しみにしている。座席に「畑ふとん店」のプレートがある左翼の2席に、アマ時代から変わらない佐藤輝への愛情が注がれている。【石橋隆雄】

○…佐藤輝が開幕への心配無用を強調した。疲労蓄積を考慮され、21日のオリックス戦を欠場。この日は鳴尾浜で2日ぶりに全体練習に参加し「開幕へ向けて、しっかり準備をしているので大丈夫。楽しみです」と元気に話した。全体アップ後、外野ノックをこなし、屋外でのフリー打撃は控えて室内で打ち込んだ。22日が休日だったことを踏まえ、井上ヘッドコーチは「2日続けてバットを振っていない状態なので」と大事を取っての調整と説明。24日の全体練習では、通常の打撃練習に戻る予定だ。

阪神担当のツイッターはこちら―>

阪神ニュース一覧はこちら―>