来日2年目の阪神ジョー・ガンケル投手(29)が、6回3安打無失点と好投し、先発初勝利をつかんだ。「今季初登板で、先発初勝利が取れたことはうれしく思います。今年はこれだけしっかり点も取ってくれるので、本当にチームメートに感謝したい」とヒーローインタビューでは仲間に感謝。初回から直球、変化球をコントロール良く投げ分け、7回に代打を送られた。
4回は先頭の青木に左越え二塁打を浴び、村上に四球を与えて1死一、三塁のピンチを招いた。迎えた内川にファウルで粘られるも、内角へのツーシームで空振り三振。続く坂口にも粘られたが12球目、127キロスライダーで二ゴロに打ち取り、根気強く丁寧に投げ続けた。「本当に坂口選手は非常にいいバッターなので、とにかく自分としては失投しないように、自分の出せる力を出し切って、いい球をいいコースに投げようと心掛けていた」。来日1年目の昨季も、初登板は6月24日の神宮でのヤクルト戦。当時は4回3失点で2軍降格という苦渋を味わっていた。今年は見事ヤクルト打線を抑えてみせた。
この日は野村克也氏の追悼試合として開催。野村氏がヤクルト監督時代につけた背番号「73」を、ガンケルも着用した。「たとえ外国人にしても、本当に日本の野球に偉大なものを残された方の1人だと思う。そういった方の追悼試合で投げられたこと、そして好投できたことを、本当にうれしく思います」。忘れられない1勝になったはずだ。【磯綾乃】



