ロッテのドラフト1位鈴木昭汰投手(22=法大)は5回2失点で、堂々のプロ初先発だった。

初回の初球、いきなりソフトバンク周東を内角高め147 キロ でのけぞらせてのスタート。制球は時折荒れたが、140 キロ 台後半、時には150 キロ に達する直球で強力打線を攻めた。「初登板ということで、自分なりには良い投球ができました」とルーキーらしからぬ強心臓ぶりを見せた。

3番柳田に球威で内野ゴロを打たせ、4番グラシアルは終始押し込んだ。ただ本人が「本当に1球の失投がもったいなかったと思います」と悔やむ2回の栗原の2ランで、勝利投手の権利は得られなかった。146 キロ 内角直球をうまく右翼席へ運ばれた。「反省して次に生かしたいと思います」。パワフルな投球は、課題も残しながら、今後への大きな期待を抱かせた。