豪快に振り切った。楽天横尾俊建内野手(27)が7日、メットライフドームでの西武2回戦に「7番DH」で出場し、2点リードの5回2死二塁で、左翼線に適時二塁打を放った。開幕前に日本ハムから池田とのトレードで加わった和製大砲は、4月1日のロッテ戦以来6打席ぶりの適時打で、移籍後2打点目をマークした。

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横尾が、試合中盤に貴重な追加点を挙げた。2点リードの5回2死二塁。西武先発今井が投じた初球の外角シンカーをフルスイングし、打球は放物線を描きながらワンバウンドでフェンスに直撃した。177センチ、95キロの巨体を揺らしながら悠々と二塁に到達し「思いきり良く振れました。1打席目からタイミングが良く振れていたので、自信を持って打席に入ることができました。打てて良かったです」と、笑顔で約1週間ぶりの適時打を喜んだ。

15年ドラフト6位で慶大から日本ハムに加入したスラッガーは「おにぎり君」の愛称で愛され、18年には9本塁打。楽天には今季開幕前の2月27日、池田とのトレードで東北にやってきた。3月のオープン戦は11試合に出場し、24打数5安打ながら、二塁打2本と6打点をマークし、開幕1軍の座を勝ち取った。

7回の第4打席はこの回からマウンドに上がったギャレットと対戦。カウント3-1から154キロ直球を捉えて左前に運び、移籍後初のマルチ安打をマークした。試合前までは、16打数3安打の1割8分8厘だったが、2割5分まで打率を上げた。「おにぎり君」の一撃が、イヌワシ打線に勢いをもたらす。【相沢孔志】

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