オリックスは3連敗の瀬戸際から、引き分けに持ち込んだ。3点差を追った9回、T-岡田の適時打で2点差とし、なおも2死二、三塁で宗が右翼手の頭上を越える適時三塁打。同点に追いついた。最後は安達が遊ゴロに倒れ、サヨナラはならなかった。

初回に佐野皓が先制1号ソロを放った後は打線がつながらず、苦戦した。先発した19歳左腕の宮城が7回4安打2失点と好投していたが、宮城の黒星を消す形に。負ければ最下位の日本ハムとゲーム差なしになるところを、かろうじて踏みとどまった。

一方、この試合も9安打に終わり、開幕から15試合連続で2桁安打がなく、82年西武に並んでNPB歴代ワースト3位の記録となってしまった。なお、最多は開幕から連続2桁安打なしの最多は59年広島の21試合。