阪神西勇輝投手(30)が、8回4安打無失点7奪三振で今季2勝目を手にした。安定感ある盤石の投球に、矢野監督も「いつも通り勇輝がしっかりとリズムを作ってくれて、勇輝らしく投げてくれたのが、まず勝利の大きな要因かなと思います」と手放しにたたえた。

先制に成功した直後の3回。2死二塁と得点圏に走者を背負うも、菊池涼を7球目の内角直球で捕邪飛に打ち取った。その後も要所を抑えて連打は浴びず、三塁にも進ませず。森下が5回5失点で降板した一方、8回を127球で守り抜いた。13日が天候不良で中止となり、2人はともにスライド登板。プロ2年目の右腕に経験の差を見せつけた形となった。

前回3月30日(マツダスタジアム)でも7回1失点と好投しながら、味方が森下に抑え込まれ黒星を喫した。この日は矢野監督も「間違いなく影響している」と話すテンポのいい投球で打線のリズムも作り、大量点を呼び込んだ。

週頭の火曜日を任された今季は、ここまで3戦全てで7イニング以上を投げ抜いた。リリーフが登板したのは、小林の計2イニングだけ。白星だけではなく、ブルペン陣を休ませる大きな働きも見せている。これで4月1日の秋山から、11戦連続のクオリティースタート(6回自責3以内)を継続。頼もしい先発陣の中心には、経験豊富な右腕がいる。【磯綾乃】

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