大人の階段を上った金の卵が、エースへの階段を上る。16日は、ヤクルト奥川恭伸投手の20歳の誕生日。「順調にきた20年だった。20歳の1年も充実した1年にしたい」と話した。

前回登板の8日広島戦(神宮)では、5回10安打5失点。野手に助けてもらって、プロ初勝利をつかんだ。「まだ自分の思った通りの投球というのが全くできていない」とキッパリ。今季は3試合に先発して1勝1敗、防御率7・20。フォームがばらつき、納得いくタイミングで投げられていない。「自分でもここをこうすればなというのは、見えてきてはいる。あとはできるか、できないかというところで今頑張ってます」と前を向いた。

初勝利を挙げた試合後、高津監督からは「間違いなくエースに育てないといけない。間違いなくエースになってもらわないと困るのが奥川」と大きな期待を寄せられた。2年目の今季は初の開幕ローテーションの座を勝ち取った。登板を重ねながら、成長を続けていく。「自分もそうなりたいし、そうならないといけないというか。期待に応えられるように頑張りたい」。エースになる誓いを立てた。

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