巨人が中日に今季初の同一カード3連勝を飾り、原辰徳監督(62)は史上11人目の監督通算1100勝目を達成した。松原聖弥外野手(26)が自身初の先頭打者本塁打を含む2安打3打点。梶谷隆幸外野手(32)は適時打を含む移籍後初の4安打猛打賞。3回2死一、三塁では、三塁走者として一塁走者亀井善行外野手(38)との重盗を決めるなど、打って走って、持ち味を存分に発揮した。

先発高橋優貴投手(24)が自身最長の8回を投げ6安打1失点と好投し、リーグトップタイの3勝目。防御率は0・41でセ・リーグ単独トップに立った。

試合後の原監督の主な一問一答は以下の通り。16日からは敵地・横浜スタジアムに乗り込んでのDeNA3連戦。エース菅野智之投手(32)が3試合目の先発で今季初勝利を目指す。

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-高橋が見事な投球

原監督 そうですね、安定感もありますし、ひとつ越えたのかなと。ナイスピッチングですね。フォアボールの数もすごく少なくなってきていますね。制球力も付いてきたんだろうし、先発として長く投げるんだっていう、いろんなものが加わったような気がしますね。

-松原が3打点の活躍

原監督 いやあ、大きいですね。打のMVPだと思いますね。先制のホームランもありましたし、2アウトから2点タイムリーっていうのは非常に大きかった。我々も予想ができないような、そういういいところが出ましたね。

-梶谷が4安打、重盗も非常に良い判断

原監督 (13日に)大野から打てたっていうのが、彼のなかで非常に大きかったんじゃないでしょうかね。安心はできないけどもね、良い精神状態で試合に臨めるようになっているんではないでしょうか。火曜日(13日)、3連戦前に初めて監督室に呼んで、ちょっと2人で話をしたことはありましたけどね。まあ大した話ではないので、たいしたことはないでしょう(笑い)。内容は言えませんが、そういう時間があったということをお伝えします。

-3回の重盗

原監督 2人とも(亀井、梶谷)非常に経験を持っているランナーですからね、うまい具合に2人でやったんでしょうね。2人で試合前にミーティングでもしていたんじゃないですか(笑い)。彼ら2人のおかげですよ。僕は何も知らない。

-新型コロナウイルスで陽性判定を受けて入院していたウィーラーが退院。前日に退院していた丸、中島、若林も含めて今後は

原監督 本人たちには少しブレーキをかけながら調整はしてくれと。なにせ小さな部屋で困難と闘っていたわけですから。少しブレーキを引きながらスタートしてくれ、ということは伝えてあります。

-監督通算1100勝

原監督 (試合後に)球団の方も出てきてくれて、何かあったの、とは思ったんですけど、まったく気づいておりません(笑い)。まだまだ、生まれたてのほやほやという気持ちで、日々、臨んでおります。