オリックスが引き分けを挟んで今季初の3連敗を喫した。粘投した先発山崎福に対して、援護は7回にラオウこと杉本の今季3号2ランだけ。中嶋監督は「そこ(得点)に持っていけてないのが全て。ここも踏ん張り時だと思う」と息を吐いた。守備でも今季最多3失策を記録し、これで12球団最多の16個(20試合)。9回の太田の送球ミスに触れ「しょうもないエラーもありますんで…。使っている方の問題ですし、負けてる責任もこっちが持ちますので、切り替えて思い切ってやってほしい」と20歳の背中を押した。

5カード連続で勝ち越しがなく、借金は今季最多の5に膨れ上がった。投打のかみ合わない現状に、中嶋監督は「こういう試合をしていたら絶対にダメ。どこかで断ち切らないと」と注文した。勝利した日本ハムとはゲーム差なしとなり、18日にも単独最下位に転落する可能性がある。先発する19歳左腕の宮城に、連敗ストッパーを託す。【真柴健】

▽オリックス杉本(7回に3号2ラン)「点差もありましたし、後ろにつないでいく気持ちで打席に入っていました。少しバットの先でしたが、いい角度で打球が上がってくれました」

▽オリックス山崎福(7回途中4失点で2敗目)「調子自体は良かったと思いますが、要所での失点を防がなければいけませんでした。もう少し粘り強く投げたかったですし、なんとか最少失点で抑えたかったです」