ソフトバンクが西武に今季初勝利を挙げ、再び首位に浮上した。

先発の高橋礼投手(26)は6回2安打1失点(自責0)で1勝目。工藤公康監督(57)の一問一答は以下の通り。

 

--打線は7得点を奪い、快勝だった

工藤監督 最初の1点の松田君とグラシアル君の1発がね。そのあとにすぐ松田君が打って。攻撃が良かったなと思うし、(高橋)礼も、今日が一番良かったんじゃないかと。その前の1週間は感覚をつかむのに使って、(10日の)楽天戦ではあまり良くなかったけど、今回は自分で感覚をつかむくらいの感じで調整をしっかりしてくれた。ナイスピッチングだと思います。

--制球に苦しんでいた頃との一番の違い

工藤監督 ストライクをとるのに四苦八苦している感じはなく、自分の思い通りにいかなくて苦しんでいる感じがなかった。投げたボールがある程度ストライクゾーンに入ったり、ある程度自分のイメージ通りに投げられたんじゃないかと思います。そういう意味ではコントロール云々にストレスを感じなくて、打者との対戦でしっかり投げられたのが良いところ。

--実戦で感覚をつかんで欲しかった

工藤監督 そうですね。実戦で抑えるのが彼の一番の薬であり、感覚をつかむことになる。それが今日つかめたのは、何より良かったなと思います。

--スチュワートが1軍デビュー

工藤監督 最初のバッターには力が入りすぎたけど、ランナーを出してから球速が落ちないし、変化球も自分のイメージ通りに投げられている。真っすぐのコントロールも大きく狂っている感じでもなかった。良かったなと思います。ファームからの報告通り、変化球でカウントが取れて、真っすぐもある程度まとまった中でしっかり投げられている。球の力もあるし、ナイスピッチングだと思います。

--登板後は声をかけたのか

工藤監督 声はかけてないですけど、最初の三振のボールはもらってピッチングコーチが本人に渡してあげたみたいです。1つ1つが自分の思い出になると思うので、そこを大事にしてあげたい。

--スチュワートの今後の起用法は

工藤監督 ロングも考えています。考えていたんですよ。(高橋)礼に何かがあってうまくいかないと思ったら、すぐスチュワートに代えようかという話はあった。今日は礼も良かったし、打線も打ってくれたので、1イニング慣らそうと思って投げさせた。次回からは落ち着いて投げてくれると思うし、長いイニング任せられるピッチャーなのでね。そういう確認も今日はできた。

--森は問題なくベンチ入り

工藤監督 ちょっと話はしました。動いてみて、問題ないということだった。ゲーム展開によっては投げたけど、点差が開いて、今日はブルペンだけで、っていうところで終わりました。

--西武にようやく1勝

工藤監督 最初の1つは取れなかったですけど、カードの中では常に勝ち越しというところが大事。そこを目指して常にやっていく。まだ負けてるからと力む必要もない。まだまだこれから取り戻せる。まずは明日集中してしっかり勝って、いい形で福岡に帰りたい。