DeNAが今季4度目の完封負けで、2年ぶりの10連敗を喫した。0-0で迎えた9回1死一塁。ゴロを捕球した遊撃柴田からの一塁送球はワンバウンド(記録は内野安打)。一塁ソトは捕球できず、打者走者に当たったボールが右翼へ転がる間に、一塁走者高松が一気に生還した。記録は悪送球で柴田に失策がついたが、三浦監督は「みんなが一生懸命やったプレーなのでしょうがない」と誰も責めなかった。

オースティン、ソトと野手の外国人が13日から復帰したが、打線が湿っている。連敗開始の9日から12試合中11試合が2得点以下。残る1試合も3得点だ。この間は1試合平均5・3安打、同1・1得点。三浦監督は「外国人も絶好調ではなく、上げてきているところ。全体的に疲れがきている」。試合前には早出特打の佐野と桑原を相手に、春季キャンプ以来となる打撃投手を務めた。初めて牧を7番に下げるなど打線も改造したが、爆発にはいたらなかった。

10連敗で3勝17敗4分けとなり借金14となった。4月の借金14は03年以来18年ぶり。三浦監督は「思い通りにいかないけど、下を向かずに明日に向けてやっていくだけ」と戦う姿勢を強調した。【斎藤直樹】

▽DeNA浜口(6回3安打無失点)「ストレートのキレ、縦の落ち球がよく、嶺井さんが後ろにそらさず前に止めてくれたおかげです。球数が多く、リズムを作れなかったが、野手が助けてくれ無失点に抑えられた」

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