女子硬式野球選手権大会決勝戦が今夏から甲子園で開催されることが決まった。19年夏優勝の作新学院(栃木)女子硬式野球部・田代恭規監督(57)は「女子野球にとって、大きな第1歩です」と歓迎した。

決定を部員たちに伝えたところ、歓喜の悲鳴が起きたという。「泣いている子もいました。各チームとも、1つでも、2つでもギアが上がる。大きな励みになると思います。夏大会の優勝という漠然としたものではなく、甲子園での優勝という形になる」。

高校でも野球を続ける女子生徒が増えることを期待する。「小学生は各チーム、女子も多いですが、中学になると続ける人が少ない。これで高校まで続ければ、もしかしたら甲子園でできると。女子でも甲子園。夢が広がります」と話した。