27日のデビュー戦で右アキレス腱(けん)を断裂した巨人の新外国人エリック・テームズ外野手(34=ナショナルズ)が30日、手術のため米国に帰国した。現地4日に手術を受ける予定。「6番左翼」で初スタメンを飾った27日のヤクルト4回戦(神宮)の3回守備で右足を負傷し、そのまま交代。打撃成績は2打数無安打2三振だった。

出場選手登録を抹消された翌28日には同戦前の練習に松葉づえ姿で姿を見せ、原監督らに報告を行っていた。今季中の戦列復帰は絶望的とみられる。

テームズは球団広報を通じて「首脳陣、チームメート、スタッフとともにこれから頑張っていこうという矢先に、不幸な出来事によって帰国することになってしまい、申し訳ありません。必ず手術を成功させ、直ちにリハビリに取り組むつもりです。1日も早くグランドに戻り、ファンの皆さまに元気な姿をお見せしたいと思っています」とのコメントを発表した。

テームズはメジャー通算96本塁打、米韓を合わせると通算220本塁打を誇る左の長距離砲として今季から加入した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開幕前に来日することができず、同じく新加入のジャスティン・スモーク内野手(34=ジャイアンツ)らと3月29日に来日。隔離期間をへて2軍で調整を重ね、イースタン・リーグ9試合で打率5割、4本塁打、15打点と結果を残して1軍に初昇格していた。

巨人ニュース一覧はこちらー>