ソフトバンクが手痛い逆転サヨナラ負けを食らった。抑えの森が左肘の炎症で離脱し、代役で9回のマウンドに上がった岩崎が打たれた。工藤公康監督(57)は「投手なので打たれることはあります。9回に打たれればサヨナラになっちゃう、ビジターでは」と冷静に話した。

守護神不在の影響が出てしまった。2点リードの8回には、今季初の3連投となるモイネロが登板。工藤監督は「森くんの件があったので、投手コーチとも話した結果、期間限定というか。この期間だけ3連投まではやってもらおうと」と、特別な措置であることを明かした。だがモイネロは吉田正にソロ本塁打を打たれ、今季10試合目にして初失点。1点差に迫られた。 1点リードの9回、岩崎は無死から連打を浴び一、二塁。1死を取った後に宗に左中間に運ばれ、逆転を許してしまった。抑えれば17年以来のセーブだった右腕は「石川の勝ち、チームの勝ちを消してしまい本当に申し訳ない。野手の頑張り、チームの期待に応えることができずに悔しい」と唇をかんだ。

工藤監督は「しっかりと切り替えて、また明日」。9連戦のまっただ中での緊急事態を、チーム一丸で乗り越える。【山本大地】

ソフトバンクニュース一覧はこちら>