巨人ドラフト1位の平内龍太投手(22)が2軍戦で躍動した。先発戸郷の後を受け4回から2番手で登板し、6回2安打無失点、四死球0。安定感抜群の投球で三塁を踏ませなかった。

豊富な球種を駆使し、8奪三振と三振の山を築いた。決め球の内訳はスプリット3、カットボール2、直球、スライダー、ツーシームがそれぞれ1。ストライク先行で常に勝負を優位に進め、わずか83球で6イニングを終えた。「一番はテンポよく投げることを意識した。連戦でリリーフが疲れてるのではと思ってたので、今日は最後までなんとか投げたいなと思ってました」とプロ初のヒーローインタビューで振り返った。

他球団のルーキーには負けたくない。亜大時代に同じ東都大学リーグでしのぎを削ったDeNA牧や、阪神佐藤輝、楽天早川など、同学年のライバルたちが躍動している。平内は4月20日阪神戦に中継ぎとして1軍初登板を果たすも、同25日広島戦で1回1/3を3失点と打ち込まれ、登録を抹消された。「他球団ではルーキーが1軍でどんどん活躍しています。そういったルーキーに負けないように頑張っていきたいと思います」と誓いを立てた。

2軍戦での結果に満足せず、照準を上の舞台に定める。「1軍で活躍することが大事だと思うので、1試合1試合を大事に投げていきたい」。まだまだここから、巨人のドラ1ルーキーが巻き返しをはかる。【小早川宗一郎】

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