阪神ドラフト2位の伊藤将司投手(25)が開幕から無傷の3勝目を挙げた。
球団新人では84年池田親興以来、37年ぶり、同左腕では54年栄屋悦男ら以来、67年ぶりの快挙となった。序盤から緩急を使った持ち味の投球を展開。4回先頭の牧に左越えソロを浴びたが、8回6安打1失点と大崩れすることはなかった。自身25度目の誕生日の登板を白星で飾った。
お立ち台での伊藤将の一問一答は以下の通り
-序盤にホームラン浴びたが、中盤以降は素晴らしいピッチング
「そうですね、今日はホームラン1本ですんで良かったです(笑い)」
-今日は25才の誕生日。白星をつかみとった
「今日は最高の誕生日ですし、両親も喜んでくれてると思います」
-意識は
「いや、そんなになかったです」
-横浜高時代に慣れ親しんだ横浜スタジアムでプロ初登板
「高校時代は横浜スタジアムに結構お世話になって、プロでこうやって横浜スタジアムでプレーできたっていうことは本当にうれしいです」
-ルーキーで無傷の3連勝は、阪神で37年ぶりの快挙
「チームのためにプレー出来てるっていうのは本当にいいことなので、次回もしっかり投げていきたいと思います」
-打撃では、同じルーキーの佐藤輝が2打席連続タイムリー
「やっぱりテルが打ってくれると、自分のピッチングも楽になってくるので、本当にテルには今日は感謝してます」
-前回は雨でノーゲーム、調整も難しかった
「前回はノーゲームだったので、しっかりこういう横浜スタジアムで調整できたので、次回にもつなげていきたいと思います」
-ルーキーの活躍が光る。次戦に向けて
「次もしっかりチームのために投げていくので、ご声援よろしくお願いします」
▼阪神伊藤将が3勝0敗。阪神の新人投手が無傷の3連勝をマークしたのは、84年に5連勝した池田親興以来37年ぶり。球団の左腕では54年の山中雅博(5連勝)栄屋悦男(4連勝)以来67年ぶりになる。84年の池田は5月11日にプロ初完投で4勝目を挙げた後、故障で一時離脱。復帰後は救援に回り1勝を加え、自身15試合目の登板となった6月29日の巨人戦で先発して初黒星を喫し、連勝がストップした。