「連敗しない男」の神話が崩れた。オリックス山本由伸投手(22)がプロ5年目で初めて黒星を続けた。日本ハム戦で7回4安打2失点と好投したが、打線の援護なく4敗目となった。

「調子自体も悪くなかった。全体的には良いボールも多かった。勝負どころで制球が甘く入ってしまったことが悔しい。なんとか最少失点で粘りたかった」

2回に王柏融に今季1号ソロを許し、7回2死二塁では大田に適時打。失点はこれだけで、毎回の9奪三振で味方の反撃を待った。

東京ドームのマウンドは侍ジャパンに選出された19年秋のプレミア12以来。「シンプルで良い感じ」。試合前の好印象そのままにプレミア12で計測した自己最速に1キロに迫る157キロを3度マークし、151キロの高速フォークも繰り出すなど持てる力は出し切った。

前回登板の5日西武戦で自身初の2桁安打を浴びて3敗目。「疲れというよりは技術的にしっくりこない部分があった」と言い、今回は「心配なしで大丈夫です」と万全の調整で臨んではいた。これで山本の登板試合は先制すれば3連勝、先制されると4連敗という巡り合わせ。借金は3となったが、まだ40試合目。そして山本の防御率は宮城に次いでリーグ2位の1・99。下を向く必要はない。【真柴健】