佛教大が競り勝って、春季リーグ優勝に王手をかけた。

最速148キロ右腕で先発の木村光投手(3年=奈良大付)が序盤から好投。無走者でもクイックで投げて間合いを外し、キレのある球が目立った。1点リードの3回1死二塁。速球で空振り三振に仕留め、左打者に内角低めスライダーで空を切らせた。7回途中まで1失点にも「今日は3試合目で、いつもより速さより質を求めましたが、悪かった」と反省した。

17日の滋賀大戦に勝てば優勝が決まる。田原完行監督(61)は「まだ、したたかさがないチーム。いろんなミスも出た」と気を引き締めた。