阪神ドラフト1位佐藤輝明内野手(22)のバットが止まらない。2点ビハインドの8回1死。巨人の勝ちパターンを担う左腕中川の変化球を捉え、この日3本目の二塁打とした。二塁ベース上では、チームを鼓舞するかのように両手をたたいた。4月24日DeNA戦(甲子園)以来、15試合ぶり2度目の猛打賞。この時点で打率は2割8分まで上昇した。

1点を勝ち越された直後の3回には、1死一、二塁で一時逆転となる2点適時二塁打。「前の回に勝ち越されてしまっていたので、すぐに取り返すことができて良かったです」と振り返った。初回2死三塁の第1打席でも、サンチェスの141キロの落ちる球を捉え、左中間を破って先制の適時打二塁打を放っており、通算2000試合を迎えた伝統の一戦で、虎の4番の存在感が絶大だ。

伝統の一戦のメモリアルゲームでは、数々のスタープレーヤーが結果を残してきた。500試合目では王貞治がサイクル安打。1000試合目では2年目だった原辰徳が勝負を決める3ランを放った。1500試合目は松井秀喜が6回に逆転3ラン。2000試合目は虎の新スターが、歴史に名を刻む活躍を見せている。

佐藤輝は4月22日巨人戦(東京ドーム)から18試合連続出塁。怪物ルーキーが好調をキープしている。

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