広島床田寛樹投手が、10安打2四球を許しながらも、5回無失点と踏ん張った。

雨天中止などで登板間隔が空き、4日巨人戦以来中11日で先発。全5イニングで得点圏に走者を背負ったが、最速149キロの直球と変化球で3つの併殺打を打たせて得点を許さなかった。左腕は「球も走ってなかったですし、長打を打たれなかっただけマシ。よくゼロで終わったなという感じです」と険しい表情で振り返った。

佐々岡監督も「ちょっと喝は入れたけど。『小手先で投げるな』というのはずっと言っている中で、(5回のピンチで球速が上がり)最初から出せと。普通なら2、3回でKOされるような展開。良い風に言えば粘り強いということでもあるけど」と笑顔はなかった。