ソフトバンク松田宣浩内野手が17日に38歳の誕生日を迎え、気持ちを新たにした。西武3連戦を翌日に控えて敵地で調整後、オンライン取材に応じ「38(歳)は自分の中では若いと思っているけど、どう考えてもベテラン。自分のプレーが第一で、その結果がついてきてチームの勝利。周りをもっと見られる1年にしたい」と気合を入れた。

23打席連続無安打中で、4月下旬に3割近くあった打率は2割3分9厘にまで下降。15日の日本ハム戦では、今季42試合目で初めてスタメンを外れた。節目の日を迎え、復調のきっかけにしたいかと聞かれ「それしかないです。頑張るしかないですね。先週は全然だめだったので、今週は巻き返したい」と逆襲を誓った。

メットライフドームでは18、19年にビジター球場では自己最多の4本塁打ずつを記録。今季も4月17日に左翼へ2号2ランを放った。「ビジターの球場ですけどすごく雰囲気もいい。そういったいい雰囲気の中でしっかり3連戦を戦っていきたい」と好相性の良さも味方にしたいところだ。

「22歳の時にはプロに入って16年目まで来れるとは思わなかった。そういった意味では、ここまできて幸せ。22歳にとって38歳は相当なおじさんだった。そう見られがちなのかなと思うんですけど、まだまだ明るく元気に頑張りたい」。チームの元気印は、まだまだバットを振っていく。【只松憲】