DeNA今永昇太投手(27)が17日、横浜スタジアムでの1軍投手練習に合流した。

昨年10月に左肩を手術して以来初。「手術前よりもしっかりパワーアップして、ここに居られるようにやってきた。特別な気持ちはない。シーズンも開幕している。すんなり練習できました」。20日中日戦(横浜)で術後初登板、初先発することが確実だ。

意識の高いエースは、けがにさえ意味を求め、手術前より能力を上げて復帰すると決めていた。「けがには必ず原因がある。どうしたら繰り返さないか。元に戻るより、しっかり技術も心もパワーアップしないと、けがをした意味がない」。2軍では5試合で防御率1・32。ボールの回転数や回転効率を術前より上げた。チームは借金15で、防御率はリーグ最悪の4・63。「1軍の試合を見ながら僕自身も眠れない夜もあった」と告白した左腕。自らの手で、救世主となる。【斎藤直樹】

DeNAニュース一覧はこちら―>