コロナ禍での試合を強いられた西武は、一夜明けた28日、野手6選手が2軍から合流した。

広島から移動し埼玉・メットライフドームでの練習から、斉藤誠人捕手(25)、佐藤龍世内野手(24)、綱島龍生内野手(21)、エルネスト・メヒア内野手(35)、岸潤一郎外野手(24)、川越誠司外野手(27)が、特例2021の代替指名選手として登録。これにより、仙台で予定されていたイースタン・リーグの楽天戦(28日~30日)はチーム編成が困難のため中止となった。

前日27日の広島戦では、源田壮亮内野手(28)が新型コロナウイルスに感染し、濃厚接触者の可能性がある佐野、ニール、柘植、金子、木村、愛斗、熊代の7選手がベンチ外となっていた。控え野手が2人という緊急事態での戦いを強いられ、引き分け。本拠地での阪神戦に備え、当面のメンバーを整えた。

チームは前日に続き、辻発彦監督をはじめ、1軍選手、コーチ、スタッフ全員がPCR検査を実施。所管の保健所が濃厚接触者の特定作業を行っている。濃厚接触者とされれば2週間の隔離となるため、今後もメンバーは流動的となりそうだ。