現役最年長の44歳、中日福留孝介外野手が4打数4安打の大活躍で勝利に貢献した。3番DHでスタメン出場し、4-4同点の8回に決勝点を呼ぶ右前打を放ったほか、適時打2本をマーク。44歳1カ月での4安打は、谷繁元信に次ぐ球界2人目の高齢記録になった。

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来日6年目の主砲ビシエドは福留をリスペクトしてやまない。2人はともにメジャーリーグを経験したスラッガー同士でもある。「経験もある。自分のやらないといけないこと、直さなければならないところを自分自身でわかっている」。手を抜かない。おごらない。年齢を重ねても貪欲に野球に取り組む姿に、日々刺激を受けているという。

中軸を組んだのは今季6度目。3番福留は4安打2打点、4番ビシエドは福留のチャンスメークを生かし、決勝打を含む2安打1打点で呼応した。「(福留さんは)いいスイングができている。ミスもあるけど、今日はいい日で、いい仕事をされ、勝利に貢献された」。丁寧な言葉使いで改めて敬意を表した。5月の月間打率は福留が3割8分5厘でビシエドは3割8厘。日米のバットマンが、相乗効果で竜の反攻を引っ張る。【中日担当=伊東大介】

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