ロッテは31日、育成選手の高浜卓也内野手(31)と支配下選手契約を結んだと発表した。

背番号は61に変わる。阪神から移籍した11年は00を背負った。17年からは32に変更。19年冬に腰の手術を受け、育成選手になってからは127だった。ロッテ入団10年目にして、4つ目の背番号になる。

球団を通じ「ここまでは何とか支配下に戻りたいという思いで頑張ってきましたが、これからはチームの力になれるように頑張りたいと思います。2軍でもある程度の数字を残すことができて状態はいいので、これからもしっかりと結果を出してアピールをしていきたいと思います」とコメントを寄せた。

昨秋はコロナ禍で1軍主力野手が多数離脱しても、育成選手の高浜は1軍に上がれなかった。冬の契約更改で「チームが必要としているところで上がれないので、悔しいところはありますね。他の育成選手とは違って若いわけではないですし、1日でも早く戻らないといけない立場なので」と胸中を明かしていた。

今季はここまでイースタン・リーグで打率3割3分3厘、1本塁打、11打点をマーク。35試合の出場中、スタメンは18試合のみ。代打出場し、一塁や三塁の守りにつくケースが多かった。外野も3試合守った。

多くの若手選手が好不調の波に見舞われる中、安定して好調を維持し、OPSも0・892と高い数値をマークしている。35試合で80打席。契約更改で「結局打たないといけない選手なので、代打が多い中で結果残さないと」と自身に課していた命題をしっかりクリアし、2けたの背番号を取り戻した。【金子真仁】

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