セ・リーグ首位を走る阪神が、球宴もジャックしそうな勢いだ。

マイナビオールスターゲーム2021(7月16日=メットライフドーム、同17日=楽天生命パーク)のファン投票の中間発表が7日行われ、阪神は選出圏内に2人増えの大量7選手が入った。守護神スアレス、岩崎が抑え、中継ぎ部門で1位に浮上。160キロの剛球で17セーブを挙げるスアレスだけでなく、出場選手登録を抹消されている岩崎も、頼れるセットアッパーとして多くのファンの支持を得た。

2日の第1回中間発表では梅野(捕手)、マルテ(一塁手)、中野(遊撃手)、佐藤輝(外野手1位)、サンズ(同3位)の5人が選出圏内に入った。今回は外野手4位に落ちたサンズに代わり、3位に近本が浮上したほかは、部門1位を堅持。2日に4万7769票を集めて全体の最多得票を得たドラフト1位ルーキーの佐藤輝は、順調に票数を伸ばし、今回も13万4817票で全体1位を維持し、同2位のソフトバンク柳田との差を1万票以上に広げた。このまま最多得票で球宴に選ばれれば、NPB新人初の快挙になる。ドラフト6位新人の中野も、巨人坂本や中日京田らを抑えてトップを走っている。

ファン投票では、阪神がリーグ優勝した03年に井川、矢野らが選出された9人がプロ野球史上最多。今季のチームは03年に負けないペースで勝ち星を積み重ねており、快進撃が続けば、サンズらも再び選出圏内に入ってくる可能性がある。03年並みの球宴ジャックも夢ではない。【高垣誠】

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