後輩に負けていられない! 阪神近本光司外野手が2安打を放ち、気を吐いた。

日本ハム上沢の出はなをくじいた。1回、5球目をたたきセンターの頭上を越える三塁打。好機をつくると、無死満塁から大山の一ゴロを中田がエラーする間に先制のホームを踏んだ。2回には遊撃内野安打で2打席連続出塁。今季38得点はリーグトップ。切り込み隊長として、抜群の存在感を示した。

この日、全日本大学選手権で、母校の関学大が57年ぶりに初戦を突破した。近本はOBとして、関学大が関西学生春季リーグで優勝した際に、「本当にうれしい」と喜んだ。自身が使用するバットメーカーのヤナセに依頼してバットを贈った。勝利をつかんだ後輩たちに刺激を受け、自らもバットで応えた。

試合は8回まで、近本の2安打だけという苦しい展開。近本も3打席目以降は3打席凡退したが、9回にサンズの二塁打を皮切りに原口の決勝打で逃げ切った。近本も、貴重な勝ち星をつかみ笑顔を見せた。今度は近本が、後輩たちにリーグ優勝する姿を見せる番だ。

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