DeNA三浦大輔監督(47)が24日、阪神のルーキー佐藤輝明外野手に「ゴジラ級警戒」で臨むとした。ここまでの対戦9試合で打率3割3分3厘、3本塁打、10打点と打たれている。「本当にいい打者。打つと相手ベンチが乗っていく。警戒する打者の1人。松井とダブるところはある。打球の角度と打席の雰囲気が」と、日米通算507本塁打の松井秀喜の姿を重ねた。

25日から甲子園で阪神3連戦を迎える。4月9日には横浜スタジアムでは場外弾を浴びるなど、新人スラッガーには投手陣が手を焼いてきた。通算172勝で、そのうち最多46勝を阪神から挙げている「虎キラー」の三浦監督。今カードで抑え込むため、攻略法を描いている。

「松井のイメージに近いものはある。このボールを投げておけば大丈夫というのはない。いろんな形を使わないと抑えられないと思う」。

内角攻めでも、変化球攻めでも、一辺倒ではだめだ。「ハマの番長」がコンビネーションでゴジラ松井を抑えたように、コースや球種を変えながら勝負していく。三浦投手と松井は1学年違いで活躍時期もかぶる。98年までに5本塁打を許したが、99年以降は1本も打たれなかった。

阪神戦はここまで2勝7敗。佐藤輝攻略で、巻き返していく。