阪神ラウル・アルカンタラ投手が3回7安打4失点と打ち込まれ、来日最短KOで2敗目を喫した。

初回に先頭の桑原から3連打を浴びるなどいきなり5安打3失点。2回は三塁大山の好守備もあり無失点でしのいだが、3回1死からオースティンに右翼へソロ本塁打を被弾。直後の攻撃で代打北條を送られ降板となった。

制球力が持ち味の助っ人も、積極的なDeNA打線に苦しんだ。矢野監督は「まあ全部捉えられてるしね、アウトになってるのもしっかり打ち取ったというのがなかった。バッターからすると打ちにくいっていう感じには見えなかったね」と振り返った。

アルカンタラは5月16日巨人戦(東京ドーム)で来日初登板してから、ここまで徐々に順応。ここ3戦で6回以上を投げ2失点以内と、安定感ある投球を続けていた。しかしこの日は立ち上がりに失点で試合を壊した。甲子園では登板4試合でまだ白星がなく、防御率4・91と力を発揮できない。五輪ブレークを経た後半戦では、リフレッシュした姿で本拠地初勝利をつかみたい。【磯綾乃】