西武が誇る侍コンビの対談が実現した。主将の源田壮亮内野手(28)と平良海馬投手(21)が、シーズン前半戦を振り返った。メットライフドームではロッカーが隣という2人。チームの柱・源田と、中継ぎで無双の活躍を見せる平良が、ロッカートークから侍ジャパンへと話題は広がった。【取材・構成=栗田成芳】

   ◇   ◇   ◇

源田 チームもやっぱり苦しい時期が長かったし、個人的にも離脱してしまった。数字的にはまあまあかなと思うけど、個人的に離脱してきた期間ていうのがやっぱり申し訳ない。後半戦は巻き返したい気持ち。

平良 僕はまあまあ文句なしです!

源田 大物だね~(笑い)。

平良 記録途絶えても心境は特になんとも思ってない。でも負けたんで、9回は全部責任を負っている感じなので、そこを逆転されないように今後はしていきたいですね。

源田 マウンドに立っている姿、投げている姿を後ろから見ていて、すごく頼もしいなと思ってるよ。堂々としているよね。

平良 僕、投げていて源田さんとこボール飛んだらまったく見てないですよ。まったく。お客さんの歓声とライオンズ側のスタンドが拍手でパチパチパチってなって「捕ったな」って。まったく見てないです。それくらい信用しています。

源田 いやあ、ロッカーで「今日見なかったですよ」って言ってくるけど、あれはやめて(笑い)。メットライフドームのロッカーが横で、平良って自分の世界持ってるよね。

平良 はい。

源田 イスの向きがみんなと逆なんだもん。基本姿勢、ロッカーを向いているよね。映像見たり、携帯ゲームしたり自分の世界入っているなって感じ。でも全然話しかけるけどね。

平良 基本的にずっとイヤホンしているんで。イスは足を置けて伸ばして楽なんで。僕はずっとそんな感じですが、源田さんはやっぱり、チームの柱ですね。僕は柱だと思っています。

―実感したのは

平良 そうですね………。

源田 ないんかい!?

平良 今、ちょっとアタマが固いっすね(笑い)。

―侍ジャパンが始まる。初めてだが不安は

平良 全然ないっすね。

源田 さすが!

平良 遅刻しないように頑張ります。前に源田さんに、「どんな練習するんですか」って聞きましたよね。いろいろ聞いてどんな感じか想像できました。

源田 平良は絶対みんな誰が見てもかわいいなってなると思うから、心配していないよ。

平良 ハハハ。僕は話すのが苦手なので、観察していきたいです。

源田 投手と野手で(メニューは)別だけど、絶対大丈夫。侍は団結力みたいなものはすごいあるチーム。また集まってからにはなると思うけど、プレミア12の時もみんな1つになって戦うんだという雰囲気はすごかった。

平良 経験もないので、新鮮な気持ちで普段通りやろうかな。

源田 どういう場面でいくのかによるけど、できる限りの準備はして、どんな状況でも仕事は果たしていけるようにしたい。

平良 近づいてきたら緊張するかもしれないけど、自分らしく頑張ります。

源田 やっぱりチームを代表していくから、しっかり自覚持ちながら、責任感持ちながらプレーして、どんな形でも貢献できればいい。

平良 困ったら源田さんについていきます。