阪神ドラフト7位高寺望夢内野手(18)が31日、西武とのエキシビションマッチが行われる甲子園での試合前練習に合流した。

高寺は2軍で53試合に出場し打率1割7分6厘とプロの壁に苦しむが、前日30日にはオリックス宮城から左前打を放つなど、随所に高校通算31発の打撃力の片りんを発揮している。

3月14日の巨人とのオープン戦(甲子園)でも1軍に合流。出場機会こそなかったものの、試合前の声出し役を担うなど1軍の空気感を味わった。

今季の新人選手で唯一の高卒。最も年下になるが、昨年12月に行われた体力測定では、30メートル走と、トップスピードでの10メートル走、垂直跳びの3種目でトップの数値をたたき出し、超高校級のポテンシャルを披露した。楽しみな逸材が7月最後の試合で貴重な経験を積む。