阪神高寺望夢内野手(18)が「7番遊撃」でプロアマ交流戦の大阪市大戦(鳴尾浜)に出場し4打席2安打4打点と躍動した。

4回の同点に追いつきなおも無死満塁の場面では、大阪市大の先発右腕の山崎雄太投手(4年=神戸)の7球目をとらえた。146キロの真ん中低めへの直球を右前にはじき返し2点適時打で決勝点。「強い当たりを打って最低でも外野に飛ばして走者をかえせることを意識した」と、言葉どおりに強烈に前進守備の内野の一、二塁間を破った。さらに5回1死一、三塁の場面ではカウント2-2から外角への直球を左翼フェンス直撃の2点適時二塁打に仕留め「逆方向に強く力を強く伝えられている」と手応えを明かした。

6回の守備からは公式戦では、いまだ守ったことのない二塁の守備へ。「(複数ポジション)できることに越したことはないので、どこ守ってもしっかり同じ動きできるように」と生きる道を模索している。

試合前にはチームの練習始動前にグラウンドに出て田中秀太内野守備走塁コーチ(44)らと守備練習に励む。ときにはグラブを置き、素手でゴロ捕球の基礎から体にたたき込むこともある。高寺自身も「スタメンで出るには守備ができないといくら打てても(首脳陣は)使いづらいと思うので」と、使いたくなる選手を目指して守備を磨いている。

平田勝男2軍監督(61)も「(高寺は)実践になると意外と頼もしい」と存在感を認めつつある。守備の精度や打撃の向上など、まだまだ課題はあるが、日焼けした肌が苦労の日々を物語っていた。【前山慎治】