左肘関節化膿(かのう)性滑液包炎のため、リハビリを続けていたソフトバンク森唯斗投手(29)が実戦復帰した。先発で1回1安打無失点1奪三振。直球の最速は142キロを計測した。投球内容は以下の通り。
1番江越 1ストライクから141キロカットボールで左飛。
2番小幡 1ボールから141キロ直球で左飛。
3番マルテ 初球141キロカットボールを中前打。
4番小野寺 フルカウントから外角低め141キロ直球で見逃し三振。
森は4月29日の日本ハム戦後に左肘の痛みを訴えた。翌5月28日に患部の手術を完了。約4カ月ぶりの実戦登板で上々のスタートを切った。1軍のロッテ戦前に取材対応した工藤公康監督(58)は「体のことなので本人にしか分からない部分はある。試合で投げて見てもらって問題がないか1個1個確認する必要はある。全てが問題ないと思ったときに上がってこれるようになればいいかなと思います」と、見通しを語った。
ルーキーイヤーの14年から7年連続50試合以上に登板している鉄腕守護神。今季は13試合で1勝0敗、8セーブ、防御率1・38の成績を残している。