先発の広島大道温貴投手(22)が5回途中5失点でKOされ、4敗目を喫した。初回に山田に先制打を浴び、今季ヤクルト戦4度目の登板で初失点。打線が1点を勝ち越した直後の4回はサンタナに逆転2ラン、5回に村上に2点適時二塁打を浴びて降板した。前回15日阪神戦の3回2失点に続くKOに「前回の反省点と修正点は分かっていたのですが、それを試合で出せなかった」と悔やんだ。

この試合から2段モーションの投球フォームに挑戦した。「間がなかったので、フォームに間をつくるために、いろんな人に聞いて取り入れようと思った」。結果を残せなかったが、右腕は「初回は少し合わなかったけど、徐々に合ってきてしっくりきたところもあった。しっかり反省、課題をチェックして、修正していきたい」と巻き返しを誓った。

佐々岡監督は大道について「前回もそうですけど真っすぐにしろ、変化球の精度というのが、もうひと段階上がらないとなかなか」と険しい表情。次回の登板チャンスについては「全球種に対してもっと質を上げないと今の段階では厳しいというのは確かにあるが、また明日考えます」と話すにとどめた。【古財稜明】