関甲信学生野球連盟は29日、9月2日に予定されていた秋季リーグ戦の開幕を延期すると発表した。28日に開催された理事会において決定された。

今後は、10月2日の開幕を目指していく方針。具体的には、緊急事態宣言が解除される9月12日以降に再度理事会を行い、各自治体の新型コロナウイルスの感染状況、所属チームのリーグ戦に向けた準備状況などを慎重に考慮した上で、開幕時期の開始時期や開催方法を決定する。

開幕延期の決断にいたった経緯としては、

「8月に入り埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県と当連盟が所属する大学の県に緊急事態宣言が発令されたこと」

「大学からの要請により県外移動への制限、全体練習、練習試合に対する制限などにより、秋季リーグ戦に向けた調整ができていないチームがほとんどであること」

「8月中旬以降、連盟内にも陽性者がでたことで、活動停止に至っているチームが相当数出てきたこと」

「当連盟が予定通り秋季リーグ戦を開催することが、現在各県にて医療機関、行政等が実施している感染抑制の諸対策に準じたものではないと判断したこと」の4点を挙げた。