負けなかった。ヤクルトは首位巨人に粘り切れず、引き分けた。同点の9回に勝ち越した直後、マクガフが、1死二塁のピンチを作ると、若林に前進守備の塩見の頭を越える同点の適時二塁打を浴びた。後続を打ち取るも、あと2死で勝利を逃し、高津監督は「勝ちたかったのは正直なところで」と悔やんだが「これで満足しているわけではないが、負けなかったことをよしと思っていいのかなと思う」と続け、前を向いた。0・5差を追って3連戦に臨み、前日まで2連敗。負ければ3・5差に引き離された試合で、なんとか踏みとどまった。
これまで今季5勝10敗1分けと大きく負け越す相手。先発に通算32勝の“Gキラー”石川をたてて臨んだ。6回3安打1失点と好投も、援護できず。差を詰められなかった。
今季残された試合は47。2位阪神にも3勝10敗2分けと、上位2チームの直接対決を苦手としているが、高津監督はそれでも確かな成長を感じている。「去年やその前は、負けだしたらズルズルいっていたのが、ちょっと踏ん張れるようになってきた。そういうチームになってきた」。諦める人間は1人もいない。優勝争いに最後まで食らいつく。【湯本勝大】



