大体大が開幕戦で先勝した。2回に、4番・森下瞭内野手(3年=塔南)が内野安打で出塁すると、四球と犠打で1死二、三塁となり、7番・田中大陸外野手(1年=神村学園)の二ゴロの間に三塁走者が生還して先制。さらに、8番・菅沢陸内野手(2年=高岡商)が左前適時打を放ち、1点を追加した。

終盤の8回1死二、三塁でも、森下の適時打の後、阿吹俊介捕手(3年=神辺旭)が2点二塁打を放ち、相手を突き放した。

投げては、杉本壮志投手(3年=日本航空石川)が先発。自己最速の148キロをマークし、9回12安打2失点で完投した。杉本は「春も同じ相手と勝負して完封したが、秋はピンチで抑えられなかったので自分の実力不足だと思います」と課題を挙げたが「自分はコントロールが持ち味なので、次は投げミスがないように無失点で抑えたい」と次に向けて前を向いた。