阪神の青柳晃洋投手(27)が得意の「燕斬り」で首位の座を守る。7日ヤクルト戦(甲子園)に先発予定。前回8月31日中日戦では5回5失点で降板し、自身登板時のチームの連勝が10でストップした。「自分に勝ちがつかなくても、チームの勝つチャンスが広がるピッチングをしていきたい。週頭ですし、長いイニングを投げられるように」とフォア・ザ・チームの姿勢でリベンジを目指す。

今季ヤクルト戦は4試合に登板し、カード別最多の3勝で無敗。防御率も2・03と抜群の安定感を誇る。「長打を警戒することはもちろんですが、村上選手の前にランナーを出さないことを意識したい」。今季10打数5安打で2本塁打を浴びている主砲にあらためて警戒心を強めた。「打たれてしまっても点数に絡まなければいいと思う」。粘りの投球で自身9連勝を狙う。