首位阪神が今季ワースト18被安打からの12失点で今季8度目の完封負けを喫し、3位ヤクルトに2・5ゲーム差まで迫られた。引き分けを挟んでの連勝は3でストップ。DeNA戦に敗れた2位巨人との1・5ゲーム差は保った。

自身9連勝を狙った先発青柳晃洋投手(27)が誤算だった。1回は3番青木に先制打を許し、2回には8番サンタナに右翼ポール際ソロを被弾。3回には4番村上に右中間3ランを献上し、5回を8安打4四球5失点で3敗目(10勝)を喫した。5月14日巨人戦から続いた連勝は8で止まった。

打線は高卒2年目のヤクルト奥川に7回8奪三振2安打無失点と翻弄(ほんろう)され、6勝目を献上。救援陣も打ち込まれて大敗した。

試合後、矢野燿大監督(52)は「もうちょっとバッテリーで工夫できるところがあったんじゃないかなと思うけど。1点は仕方がない部分はあるけど、次の(3回の)3点はちょっと重い」と厳しい表情だった。