阪神ジェフリー・マルテ内野手(30)が、17号3ランで0-0の均衡を破った。

6回無死一、二塁の第3打席。それまで2打席連続三振を喫していた左腕高橋昂を捉えた。カウント2-2と追い込まれてから142キロ直球を振り抜くと、左翼席3回コンコースまで到達する特大弾。7月9日巨人戦(甲子園)以来、後半戦初の1発で、ベンチ前では久しぶりに「虎メダル」をぶら下げ、お決まりの「ラパンパラ」を豪快に決めた。

「打ったのはストレート。みんなが作ってくれたチャンスだったから強引にならないようにつないでいく気持ちだったよ。甘く来たボールを仕留めることができたし、久しぶりにみんなとラパンパラをすることができて最高の気持ちだね」

5回まで無安打投球を続けている先発秋山拓巳投手(30)に、打線がようやく援護点をもたらした。