阪神先発秋山拓巳投手(30)が2年連続3度目の10勝に到達した。

6回まで無安打と完璧なピッチング。7回に広島西川にソロ本塁打を浴びたが、その後は後続を断って7回1安打1失点にまとめ、無四球だった。

打線は6回にジェフリー・マルテ内野手(30)が先制の17号3ランを放った。

8回には代打の糸井嘉男外野手(40)が右前打で出塁し、直後に二盗に成功。プロ野球31人目の通算300盗塁を史上最年長の40歳1カ月で達成した。

阪神は投打ががっちりとかみ合い、連勝で貯金を17とした。

ヒーローに選ばれた秋山の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇  

-今の気持ちは

「なかなかうまくいかなかったですけど、こうやって目標にしていた2桁勝つことができて、ひとまずほっとしています」

-ノーヒットノーランを期待してしまうピッチング。振り返って

「前回、ふがいないピッチングをしていたんで。なんとか今回はしっかり投げると意気込んでいたんで。結果、ノーヒットピッチングが続いていましたけど、そっちのことは考える余裕もなかったです」

-少しもノーヒットは頭になかったか

「ノーヒットっていうのは気づいてましたけど、狙うとかそういう気持ちはなかったですかね」

-好投の中、マルテの1発

「0-0でずっと続いていたんで、粘り勝ちした方が勝てると思っていたんで、マルテがああやって3ラン、非常に頼もしかったです」

-8回には糸井が300盗塁。ベンチの反応は

「そうですね、残り1つから本当に長かったんで。本人も諦めてたそうですし。こうやって、糸井さんが300盗塁決めたところを、みんなで見られて、みんなでお祝いできてよかったと思います」

-自身初の2年連続2桁勝利

「開幕前に1つの目標にしていたんですけど、まだまだここがゴールではないと思うんで、次回以降も…続けていいピッチングすることができていないので、次回以降もいいピッチングできるように頑張りたいと思います」

-EXILEのATSUSHIさんとの約束(今季2桁勝利ならオリジナル登場曲の作成)も果たせた

「そこの部分に関しても、僕以上に期待してくれている方が、たくさんいたと思うんで。ひとまずほっとしましたし、この後報告したいと思います」

-最後にファンへ

「こうやって優勝争いしている中で、もっともっとしっかり投げないといけないと思うんで、今後も任された試合をしっかり投げきれるようにまた明日から頑張りたいと思います」