DeNAのドラフト5位ルーキー、池谷蒼大投手(22)が4月10日以来、5カ月ぶりに1軍公式戦で登板した。

4回から2番手でマウンドに上がり、2回を1四球だけの無安打無失点。最速は144キロで、2種類のスライダー、チェンジアップを操り、流れを引き寄せた。

三浦大輔監督(47)は「非常にテンポよく自分のボールを投げていた。投げっぷりもよかった。リズムもよかったし、流れを止める投球をしてくれた」と高く評価した。

池谷はこの日から1軍に合流した。試合前はヤクルトの打撃練習中、砂田らと三塁側ブルペンで座っていたところ、ピンポイントで池谷に向かって打球が飛んできた。ぎりぎりで気が付きながらも、素早い身のこなしで打球をよけた。4回は2番青木の飛球を、マウンドを降りながら、のけぞって倒れ込んで捕球した。運動神経の良さを随所に披露した。