2軍調整中の阪神佐藤輝明内野手(22)がウエスタン・リーグ広島戦(甲子園)に「4番右翼」で先発出場した。

2回先頭の第1打席は広島先発の中村祐太投手(26)に1ボールから内角の137キロ直球に差し込まれ、力のない中飛に倒れた。

第2打席は1点先制を許した直後の4回2死。フルカウントから中村祐の厳しい内角球を振らされ、空振り三振に倒れた。

第3打席は5回で、5点を奪って5-1と逆転し、なお2死二塁で迎えた。この回9人目の打者として中村祐の初球138キロの真っすぐをスイングしたが、ボールの下をこすって高い中飛に終わった。

第4打席は1点を追加しなお2死一、三塁の7回。この回から登板の一岡竜司投手(30)と対戦した。カウント2-2から内角の143キロ直球に押し込まれ、中飛となった。

佐藤輝は10日に出場選手登録を抹消された。前日11日の同戦に降格後初出場し、第3打席で左中間フェンス直撃の二塁打を放った。1軍を併せて実戦38打席ぶりの安打をマークした。