セ・リーグの杵渕和秀統括と友寄正人審判長が14日、ヤクルト-阪神19回戦(神宮)の試合前に、ヤクルトのクラブハウスを訪れた。

13日中日戦(バンテリンドーム)の9回1死一、二塁で、一塁走者のフォースプレーについて二塁塁審がジャッジを行わなかったことに対し、ヤクルト高津監督ら球団へ経緯の説明と謝罪を行った。球団は14日付で意見書を提出した。二塁塁審のジャッジについて、友寄審判長は「(二塁塁審が)バッターランナーが一塁でアウトになったという思い込みが要因。それが起因した」と説明。打者走者がアウトだった場合は、一塁走者はタッチプレーになり、二塁を踏んだところでジャッジはしなかったとみられる。「思い込みから起こったトラブルなので、そういうことはあってはいけないというところで、注意しましたと(高津監督へ)お伝えしました」。二塁塁審を口頭で厳重注意とした。

◆ヤクルト高津臣吾監督(友寄審判長から経緯の報告と謝罪を受けて)「1日たったのであまり引きずりたくないけど、納得はしてません。胸のモヤモヤも続いています。ただ、常に前進していかないといけないので、前を向いて今日を戦ったというところです」