巨人原辰徳監督(63)が2試合連続の「代打攻勢」で“ハマの呪縛”を振り払った。2点を追う9回にハイネマンが中前打で出塁。無死一塁で代打若林を起用。三邪飛に倒れたが、すかさず岸田に代えてウィーラーを投入。四球で好機を拡大すると、この日1軍に昇格したばかりの八百板を送って中前適時打。前日に1点差に追い上げた4者連続代打に続き、この日は3者連続代打で、岡本和のサヨナラ犠飛へのストーリーを作った。

試合後、原監督の主な一問一答は以下の通り。

-見事なサヨナラ勝ち

先頭バッター含め、ウィーラーも大きいし、まあ同点打の(坂本)勇人もね、松原もね。もうどれがっていうのはないけどね。土壇場ではあるけど粘り強く戦って、最後、追いつき、そして追い越しというのが良かったと思います。

-初回3失点から粘り強く

でも、点の取られ方は決して褒められたものではないですね。4点目も5点目も、あるいは6点目もというね。その辺は反省するところがある。ただ、投打が今日はかみ合った中で1点上回ったところがね、やっぱり良かったんじゃないですか。

-17日からはヤクルト2連戦と、そして阪神戦

いい形で入れるとは思います。ただ、そんなに力み返る必要はないと思いますね。平常心の中、1人1人がベストを尽くすことを心掛けさせながら戦っていきたい。